耳型採取
イヤモニとは?
イヤモニとはイン・イヤー・モニターの略称です。
ミュージシャンや音響エンジニアがステージ上の大音量から耳を保護したり演奏音を正確にモニタリングするために作られました。既成のイヤホンとは違いひとりひとりの耳穴の形に合わせて作りますのでフィット感や遮音性に優れています。
本体のカラーや装飾をカスタマイズすることができるため世界に一つだけの自分専用のイヤホンになります。
イヤピースとは?
イヤホンの先端に装着させるものです。
ひとりひとりの耳穴の形に合わせて作りますのでフィット感や遮音性に優れているのが特長でイヤモニに比べて費用はかなり抑えられます。
オーダーメイド耳栓とは?
既成の耳栓とは違いお客様の耳型をもとに作成する耳栓です。
ひとりひとりの耳穴の形に合わせて作りますので抜群のフィット感や遮音性が得られます。
仕事や勉強などで集中したい方や騒音から耳を保護したい方そして聴覚過敏の方にオススメです。
耳型採取の流れ
耳型採取同意書の確認およびサイン
当店の耳型採取同意書を確認していただき内容に同意していただけるようであればサインをお願いします。
以下に該当される方の耳型採取は出来ませんのでご注意ください。
・耳の手術を受けたことがある。
・最近3ヶ月以内に耳漏(耳だれ)があった。
・最近2ヶ月以内に聴力が低下した。
・最近1ヶ月以内に急に耳鳴りが大きくなった。
・外耳道に痛みまたは、かゆみがある。
・耳あかが多くたまっている。
採取する耳の確認と観察
耳の穴を観察する機器オトスコープを使い外耳道内の状態を確認します。
外耳道内にキズや出血があったり耳あかが多く溜まっている場合は耳型採取はできません。
近隣の耳鼻咽喉科を紹介しますので受診してください。
事前説明
このあと行われる耳型採取の作業手順についての説明をします。
綿球の挿入
印象材が鼓膜まで流れないようにストッパーの役目となる綿球を挿入します。
印象材の挿入
印象材を混ぜ合わせシリンジを使い印象材を耳あなに流し込みます。
印象材の硬化確認と耳型の取り出し
5分ほどで印象材が固まりますのでゆっくりと固まった印象材を取り出します。
採取後の耳及び耳型の確認
採取した耳あなの確認を行い外耳道内に出血がないか材料などの残留物がないかを確認します。
耳型のお渡し
専用の小箱に耳型を入れてお渡しいたします。
耳型採取方法
耳型採取方法は、お客様の使用用途によって5種類の耳型採取方法をご用意しております。
使用用途とは、リスニング・モニタリング・演奏・歌を歌う等で使用するということです。
使用用途に応じた耳型採取方法を選択することによってイヤモニやイヤピースを装着した時のフィット感が良くなります。また5種類の耳型採取方法以外のご希望がありましたら伝えていただければご希望に添うようにいたします。
閉口状態
軽く口を閉じた状態での耳型採取方法です。
何も口にくわえないのでリラックスした状態で耳型採取をおこなえます。
割りばしヨコ
割りばしをヨコにしてくわえた耳型採取方法です。
割りばしをくわえあごを固定しますので印象材が正確に固まっていきます。
割りばしタテ
割りばしのお尻をタテにくわえた耳型採取方法です。
口を10ミリほど開きますので外耳道が広がり耳型がやや大きく仕上がります。
口を閉じてイヤモニやイヤピースを使用するとややきつめになり遮音性が上がります。
バイトブロック
バイトブロックをくわえて口を大きく開いた状態での耳型採取です。
口を大きく開きますので外耳道が広がり耳型が大きく仕上がります。
口を閉じるときつくなり遮音性が上がります。
須山式
印象材を注入した後にお口の上下運動をしていただく耳型採取方法です。印象材が固まる前にお口の上下運動をすることによって余裕のあるフィット感となり、あごを動かしたときにずれにくいというメリットがあります。